進捗
おねいまんチェック対応
やりました/やります(8月分)。
書き出しに悩むやつ
一つの時代というか側面というか選択肢、とでも言いますか。
Kindleで同人誌即売会をやってみたらどうだろう?というエントリー。
まず、この*1エントリーを出すには10万字使っても結論は出ないものであるという事を前提に、何処かの立場になる事を避け、どこのポジションとも言えない立場を保つ感じで書きます。
ざっくり言うと
- 2000年くらいから、そういう考えを持っている人は居る
(が、何故出現しない・長続きしないのか) - 許諾を取りに行ったら「ダメです」としか言えない版元
- ファン活動とは
の3本立てで語らないといけないやつなのですが、エントリーに充てる時間もあまりない上に散々あれこれやってきたものを書き直すのは車輪の再発明をするくらい「またか」となりますので、簡単に。
インターネット上で期間を決めて何かをしよう
大々的に行われたのはインパク(インターネット博覧会)が分かりやすいと思います。
仮想空間の中で博覧会。当時からイベントをやろうという試みは幾つか存在していました。主催が不明という物を入れてしまえば、「最萌トーナメント」など。
さて、特に期間を決定している訳ではありませんが、作家が独自に提出や取り下げができる同人誌をオンライン販売するサイトもこの頃からあります。(DLsiteなど)
こちらについては「○○特集」というカテゴリを作る事で、ある期間の同人誌を見つける事ができますね。応用すればネット上の即売会もできるかもしれません。*2
許諾が出しにくい
よく言われるのが「正式に問い合わせをされると『ダメです』としか言えませんので」という事ですが、一度線引きをしてしまうと許諾を出す側も受ける側、どちらもわりと混乱します。
立体物(参考)
2014年に一度、具体的な頒布数を設定してしまった為に、多くの対応をしなくてはならなくなったという事がありました。
このエントリー時点では、
同人誌等の活動における二次創作活動について、特殊な実態があることを鑑み、取引実態に即し、包括的に判断した上で、概ね過度な営利性がないものと判断しうるような事例については、従来通り、その活動についてファン活動の範囲内の行為として許容させていただければと思っております。
という比較的寛大な文面に変更され、以前の様に活動できるようになっています。
しかし、すべての企業や団体が同じような判断はされません。
チェックする為の人員や諸々の手続きをする手間や、それらを管理する為の手間や責任を考えると「ダメです」としか言えないという実情もあります。
ファン活動として
ファンとの繋がりとして楽しむという前提で「見逃している」部分がある為、グレーな部分を持ったまま即売会が開催できる訳ですが、これをそのままオンラインに持っていくと、繋がり重視よりも頒布・販売重視と見なされる場合もあります。
何を以て「ファン活動」とする線引きも難しいですが、イベントに参加してお互いに顔を合わせて作品をやり取りする。これは重要な要素ではないでしょうか。
ここまでは主に二次創作についてのお話になりましたが、コミティアの様に「オリジナル作品」を扱う事を主体にしたイベントをオンラインで行う事ができるのでは?という事に気づけると思います。
しかし、「三日間限定の販売になります」と制限をしても話題性以外のメリットは無く、新しい読者の目に触れる機会が損なわれる事になります。*3
また、作者が「現物をもって一つの作品とする」という物や、読者の「(コレクションとして)現物の作品が欲しい」という需要ももちろんあります。*4
ではこのまま何も起こらないのか
2014年秋に同人音楽に対する仮想イベントとして、APOLLOが行われました。
こちらのイベントに対する成功・失敗についてのコメントはしませんが、オンライン頒布に対する試金石にはなると考えられます。*5
どのような雰囲気で、どのような感想を持たれたか、空気を感じると良いかもしれません。
インターネットは便利なもので、前回の空気を感じる事もできます。
余談
同人の世界では「言い出しっぺの法則」がありますので…
「自分はやらないけど、これどうなの?」と言い切ってしまうと、色々アレです。
あとは、あんまりお金の話を出し過ぎると、余計に反発される雰囲気があります。ファン活動なのです。
こっちくんなとは言いませんが、もう少し興味をもって触れてもらえると良いネタに昇華できると思います。はい。
立体物にある「一日版権」ですが、売り切れようが売れ残ろうが一日の版権の為、再販不可という事もあります。この辺りは「そういうもの」なので仕方がないのですが、自分が権利を持っている物に期間を設定する理由がないという事。また、立体物では無く電子媒体ですが委託というパターンがある為、結局「無期限」になってしまうという難しいところがあります。
ちなみに、会場でDLカードを頒布してコンテンツをDLしてもらうという方式もありますが(作った)、やはり「コンテンツそのものを実体として欲しい」という方が一定数居るので、実体の需要と電子媒体の便利さを兼ねる方法が一番満足感があるやり方かもしれません。
実体を手に入れたらDRMのない(または緩い)電子媒体が利用できるのが丁度良い落としどころの様にも思います。
誰が作るんですかこれ。と思ったらiTunesがそれだ!
日報みたいなエントリー。