また、この季節が来ましたね。
と、一定周期でやってくるお話でありますが、パクリサイトのお話と、はてなブログの見出しのお話。
パクリサイトには高度な対処を行う
ただリダイレクトするだけではダメです。という、もう一歩踏み込んだ話をいつもしているのですが、なかなか浸透しないですね。と感じる話題。
単純なリダイレクトの例:
単純な仕様のパクリサイトであれば、見かけ上は対処できるように見えます。
例えば、GoogleBot(検索結果を集めるロボット)にはパクリサイトのページを表示、Googleからユーザーが来た人間には全く別の情報を見せる悪いサイトであった場合。
スクリプトが表示がされないため、リダイレクトは無力になります。(実際に存在します。)
オリジナルのページのHTMLにあるドメイン情報(例えば、このページでいう「psn.hatenablog.jp」)をすべて書き換えて、パクリサイトのドメインに変更してしまう悪いサイトであった場合。
スクリプトが「同じサイトですね」と誤判定するため、リダイレクトは無力になります。(実際に存在します。)
悪いサイトを作る側の立場になりきり、どうすれば一番利益が出るかを考えて、その対策をしましょう。
きちんと元を絶つには、3の手前で止める必要があります。
偽サイトの検索結果の非表示処理、ユーザーの正規サイトへの誘導。
この2つが重要になります。
はてなブログ向け簡単設定
※ドメイン情報を書き換えるタイプには弱いですが、設定が不要。ちょっとした設定が苦にならない場合はProxy Hacking Protectionを利用します。
偽サイトが検索結果に表示されない=誰もそのサイトに気付かない。
スマートに対処しましょう。
ところで、どうしてこのようなサイトが?
色々な規制により自由にインターネットへアクセスできない国があります。
それを回避するために、一部のスマートフォンアプリやブラウザにて、一見偽サイトのようなプロキシサーバーが使用されている。という話もあります。
自動的にnoindexを付与してもらえると、サイトオーナーにも優しいものになるのですが、色々あるようです。
はてなブログの見出しのお話
見出しについては本当に些末なレベルになったので、こちらも良い感じにアップデートしていきましょう。
時代はHTML5です。
どこかにh2タグがないとSEO的にイケてないことになります。
h2タグが使えない!はてなブログアプリでの記事編集・投稿はSEO的にやってはいけない。 - 本から見たセカイ
いいえ。些末な問題です。
サンプルを用意してバリデーター(チェックツール)を使ってみましょう。
えっ?<h1>→<h3>→<h4>→<h3>→<h6>!? いやいや流石にダメでしょうこれは。
Google検索結果TOPとアクセス100倍を狙えるコンテンツ制作とSEOを学ぶ - すなばいじり
Document checking completed. No errors or warnings to show.
(意訳:HTML5のチェックではエラーも警告もないよ!)
小手先のテクニックより、訪れた人への解決方法を用意しましょう。
そもそもSEOとして通用してしまうなら、sectionタグで囲ってh1タグで見出しを付けます。そして、検索エンジンの”仕組みを考える側の事”を考えれば「小手先のテクニックで評価が変わらないようにする」設計をします。 h1~h6に対する価値の差を限りなく無くせば、それらは無駄な手法となるのです。
はてなブログの困ったを解決するエントリー - すなばいじり
いつもの熊。