大変でしたねぇと思うと同時に、インターネットを利用する人々のアレコレが見れたエントリー。
開発者としては辛い話。
ブックマークコメントで「このブラウザはダメだから○○を使う」「重要な操作はシークレットモードを使う」など、様々な意見が出てきていますが、個人的な見解としては不便を覚悟して使うか諦めるしかない。と思うやつです。
対処としてブラウザを変える
例えば、Firefoxを利用する。
Firefox版のアドオンは、有志によるレビューが存在します。
以前は2段階のレビュー(しかも、人力!)があり、最低限のレビューと、検索や一覧に表示される「公開」に向けたレビューの2つが存在していました。
現在は、最低限のレビューを機械的に行うため、実験的で公開をしない場合に限り署名されたアドオンを入手する事ができます。(ただし、自由に配布やインストールが難しいもの。)
人力でレビューされた物でも、仕組みとして送信されているものと判断される事もあり、それが正しいものかは別問題となります。
例えば、サーバと通信して処理を行う拡張機能である。と説明されていた場合、正当な処理がされていればパスする可能性も、もちろんあります。
Microsoft edgeでも、Windowsストアで拡張機能が配信されています。
ブラウザを(名指しして)変更する意味は、あまりありません。特定のブラウザを個人の感情で貶さないように。
シークレットモード(プライベートモード)を利用する
拡張機能の設定は、シークレットモードでも動作するようになっていませんか?
一つも無ければ、きっと、大丈夫です。
でも、不便ですね。便利な環境を用意するための拡張機能です。
ブラウザを使い分ける
シークレットモードと同様に理解したうえで利用しているのであれば、きっと大丈夫です。
でも、不便ですね。
拡張機能を自作する
あなたは、正しい。しかし、すべての人がそれが出来るわけでもなく、(もし)既に同じものが有るのに自力で作り上げるのは、時間という資源を余計に使う事になります。
公開されているソースコードから導入する
誰かのレビューや保証が有れば、それも有用でしょう。
(GitHubなどに公開されている拡張機能に関しては、敷居は低いです。)
アンチウイルス・マルウェアのソフトウェアを利用する
あまり聞いたことがないのですが、これらの拡張機能に効くものはあるのでしょうか。*1
ブラウザの通信を個別に遮断するパターンでは、弊害も起こります。
すべてを諦める
諦めない。
2段階認証などは重要なやつですね。
しかし、認証後のページでアレコレされてしまうと辛いやつです。
開発者として辛い話
このような案件があると、信頼されて利用者が増えるサイクルが停滞するので、なかなか辛い話でもあります。
例えば、はてブロimageTitleはGitHubでソースコードが公開されていますが、ソースからインストールする人、検証する人は少ないかと思います。*2 *3
ソースコードが公開されているとしても、同じものが配信されているとは限らない場合もあります。(バージョンが異なるなど、様々な理由があります。)
拡張機能ではありませんが、Twitterのアプリ連携一つとっても「安全かは不明」と感じて許可を出さない(利用しない)事があります。
○○診断、など色々ありますね。多くはその名の通りの動作をしますが、完全に信頼できますか?と聞かれると、それは分からない。と答えるでしょう。
お金のやり取りがあっても、作者が「より良い環境で開発されるのならば」と送り出したアプリや拡張機能なのかもしれません。
それに対して作者を責めるわけにはいかないのです。
日報みたいなエントリー。