すなばいじり

はてなブログを使って、トンピーを揃えるまで止めないブログ。ふっくらかわいい。

進捗 20161209

案件が一つ区切りがついたので、記録的なやつです。

 

依頼内容:ヨメレバ(または、その関連サービス)さんの(個人的な)使い勝手が悪いので、アフィリエイト用HTMLを作成する補助ツールを新規で作成して頂きたく。

 

やる事・やらない事を決めたり、この方が便利で良いですよ、と提案を行い仕様を詰めていくのですが、顧客が本当に必要だったもの 状態を回避するため、一度プロトタイプを作ったりしたやつです。

dic.nicovideo.jp

 

よくあるパターンなので、意見をすり合わせて同じ方向を見るのは大事です。

今回の例では、

  1. Amazonの商品番号(ASIN)は分かっている
  2. ASINを入力した際に商品の詳細データを取得したい
  3. 取得したデータの画像が小さいのでサイズを変えたい

という要望でスタートしました。しかし、これには幾つかの手順が隠れています。

  • ASINは予め検索済みで、それを入力したい。
    → 元となるASINのリスト(エクセルなどの一覧)はありますか?
    → 1商品ごとに検索してURLなどから取得している
  • 画像のURLは手動で書き換えている
    → それは手間ですね

などなど、色々あります。それらを整理して手順を明確にします。

  1. (記事を書く)
  2. Amazonで商品を検索する
  3. アプリのボタンを押すと、HTML作成ツールが起動する
  4. ボタンを押されたページからASINを取得して自動で情報を呼び出す
  5. 商品画像を予め設定しておいたサイズに変換する
  6. 生成されたHTMLを記事に貼り付ける

利用者(顧客)が説明したスタート地点よりも前に行っていた作業が見つかったので、それらをきちんと把握して開発者と顧客が同じスタート位置を共有できるようになりました。最初の説明では明確にした手順の4からスタートでしたが、今回のアプリでは、明確にした手順の3からスタートする事になります。

 

他にも、画面のデザイン・導線の要望や細かな仕様を決める為に、ざっくりと動かせるものを作成したり、それを元に機能を詰めていきます。

 

Ads Connect

完成したものがこちらです。

例えば、Amazonの紹介したいページで Ads Connect のアイコンをクリックします。

Ads Connect を起動する

 

自動的にASINを抽出して商品詳細を表示します。

商品詳細を表示
タイトル、商品説明などが修正できるようになっています。

 

HTMLを生成するボタンを押すことで、予め決められたフォーマット(HTMLテンプレート)に合わせたHTMLが出力されます。

Ads Connect のHTML出力
HTMLテンプレートを変更する事で、ボタンや文字の配置、デザインCSSの設定など、レイアウトを自由に変更できます。

 

書籍の場合は、関連商品として電子版(Kindle)が登録されている場合は、自動的に紹介リンクが追加されます。

関連商品設定通常書籍からKindle、またはKindle→通常書籍のどちらでも対応しています。
Amazon側でデータ連携されている際に自動登録。連携されていない場合でも、ASINを手動で入力できます。

 

また、他サイトへのリンクを追加する事ができます。

Ads Connect の他サイトリンク生成
(このタイプではヨドバシが設定されています。)

 

便利ですね。

 

気になるお値段は、個人では高くて手が出ない、業務用としては破格です。

要望の確認・仕様の決定のためにざっくり動く版を作成する段階で予算の4割程度、実際に利用できる本番のアプリが予算の6割程度の配分です。

 

お金が発生する場面の日々の不便をサクッと解消できる。と考えれば、非常に価値があるものではないでしょうか。

 

公開はないのですか?

新規にご依頼いただくか、依頼主さんと交渉すると良いのではないかと思います。

 

 

代わりにたいこを叩く熊。

リズムだいすき こぐまのトンピー ぬいぐるみ

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