WIndowsが2分でスリープする(電源が切れる ではなく休止になる)のを解決したい。というエントリーが人気になっていて「ああー 昔ありましたねそういうお話」と思っていたやつ。
はてなブックマークのコメントでも既に先人のエントリーが出ていてありがたいですね。と思ったやつです。
この手の解決方法は、多くが「レジストリを自己責任で変更して対処してください」と紹介されているのですが、「自己責任で」という部分で躊躇してしまうのがユーザーですよね、と思っていたやつ。
誰でも比較的安全に、変更できる方法が一番良いと思っているのです。
コマンド入力で何とかするのがスマートかなと思うのですが、コマンド入力自体が「黒または青い画面に向かってよくわからない文字列を入れる」というやつなので、そこは頑張ってもらうしかないのかもしれませんね。
という事で、レジストリエディタを使わずに システム無人スリープタイムアウト の設定を出す方法です。
例えば、Windows10では以下のように。
- 画面の「Windows」ボタンを 右クリック
- 「コマンドプロンプト」を選択
- 以下の文字列を入力してエンターキーを押す
powercfg -attributes 238C9FA8-0AAD-41ED-83F4-97BE242C8F20 7bc4a2f9-d8fc-4469-b07b-33eb785aaca0 -ATTRIB_HIDE
- (コントロールパネルを開ける方は、電源オプションを開きます。)
画面の「Windows」ボタンをクリックして歯車のマーク(設定)をクリック - 「システム」のアイコンをクリックして「電源とスリープ」を選択
- 関連設定 にある「電源の追加設定」をクリック
- 電源プランの選択またはカスタマイズ に表示されている、現在のプランの「プラン設定の変更」をクリック
- 「詳細な電源設定の変更」をクリック
- スリープの項目に「システム無人スリープタイムアウト」が表示されているので、0分などに変更する(0分で無効となる設定のようです)
長いようですが、ポチポチ押すだけで大体終わります。
ちなみに、
powercfg -attributes 238C9FA8-0AAD-41ED-83F4-97BE242C8F20 7bc4a2f9-d8fc-4469-b07b-33eb785aaca0 +ATTRIB_HIDE
とコマンドプロンプトに入力してエンターを押すと、設定項目が非表示となります。
Powercfgコマンドについては、MSDNを参照。
Vista時代のドキュメントには様々なコマンドラインオプションがあるので、非推奨となっていくものかと思ったやつ。
似たような考えの方は世界中にいるので、gistも見つかります。
Show/hide all hidden settings in Win7 Power Options · GitHub
※Windows7 と書いてありますが、コマンド自体はWindows10でも引き継がれているものになります。
TODO:何故レジストリ設定のAttributesでは 0x2 とするのか。0x0との違いを調べるといいかもしれないやつ。
Powercfgコマンドにはプランのエクスポート機能があり、バックアップが取れるのですが、試しに出力してみたところ必要個所の設定がバイナリ状態のレジストリエディタ用ファイルとして吐き出されるようです。
そうですね。という気持ちになったやつ。
TODO:全部Powercfgコマンドで操作できれば3行で終わりなのでは
→ powercfg /setdcvalueindex SCHEME_CURRENT [GUID] [Sub_GUID] Value
→ メモ: https://blogs.msdn.microsoft.com/microsoft_surface_blogs/2015/04/13/surface-pro-3-os-os/
日報みたいなエントリー。