時代の流れでもあるのですが、フィーチャーフォン(ガラケー)版のサービスがクローズされるお話。
スマートフォンでは当たり前のようにできる「自分の好きな音源の着信音設定」ですが、ガラケーでは色々な制限があるため自由にできなかった中で流行したサービスです。
自分の好きな音源を着信音にするには、
- SMAFのWAV埋め込み(数秒)
- 端末機能のボイスメモ(数十秒)
を利用する事で設定する事ができました。
当然、低音質(低ビットレート)、秒数制限、ファイルサイズ制限などがあり、公式で配信されている着うたとは差が大きい物でした。
対する着うたも、
- コンテンツキー(DRM)の別配信・別管理
- 転送・コピー制限
- 設定したい楽曲が配信されていない
問題があり、こちらも権利上仕方のない事ではありますが、ユーザーには使いづらいものでした。
一番困ったことは、音屋の一言。
「何で俺の楽曲が自由に俺のケータイの着信音に設定できないの?」
ちょっと特殊なタグが埋め込まれているmp4ファイル(+コンテンツキー)なので、ファイル自体は作る事ができても、キャリアによっては専用の配信サーバを経由する必要があり、「個人では、どうにもできない事もあるのです」となった苦い思い出があります。*1
しばらくして、所定の手続きを経て登録さえすれば配信できるサービスが出てきましたが、その頃にはスマートフォンも普及し始めている頃。
いろいろ懐かしいですね。というエントリー。